英叡翁のちばらきの日常

ちばらきエリアでトレランと畑仕事をやってるアラフィフおじさんの日常について綴ります

Mt.Fuji 100の敗北~②受付後、スタート直前まで

受付完了後に富士吉田市内に買い出しに行った。まずは後半用の予備電池が心配だったので、電池の追加購入、さらに、今晩の晩御飯と富士山こどもの国に移動後の軽食、スタート時のドリンクの確保をするためスーパーに行った。

晩御飯は胃腸のことを思うと本来はすっきりしたものにすべきであった。ただ、レースでの必要カロリーが膨大なためのガス欠が気になったこと、さらになんとなく食欲がそそられたこともあり、かつ丼を選択、さらにデザートの菓子パンを追加。これを早め(17時ごろ)に食べ、スタート前の22時ごろにスタート地点で追加で食べるものとして、おにぎりとカロリーメイトを購入した。

大会中の駐車場として、富士山パーキングが指定されたので、そこに移動し、スタート地点までのバスまではそこで休憩することとした。パーキングには、すでに停車している車もそこそこいて、どこに駐車するか逡巡した結果、やや下側のまだほとんど車が止まっていなく、でも比較的出口およびバス乗り場に近いところに車を止めた。周りがいないのできっと静かに移動時間まで休めるであろうという思惑だった。

先ほど購入した夕食を食べ終わったのが17時半ごろ。スタート地点までのバスの出発は20時~21時とのことであったので、20時半ごろのバスに乗るとしても3時間は休めると思い、車の助手席でシートを倒し、仮眠体制に入った。

いい感じで寝落ちしそうなタイミングですぐ近くにディーゼルの音が響き、そして自分の車の正面でディーゼル音を発するトラックが停車した。しばらくアイドリングをしたと思ったらさらに別車で移動してきたその仲間と思しき面々を乗せたワンボックスカーが自分の車の駐車スペースの数台横に止まり、先のトラックの主と大声でなにやら会話を始めた。

どうやらここで預かるドロップバックの搬送を担う作業の方々のようで、その準備作業をこれから行うようであった。そしてドロップバックの預けに使用するカートを、その車輪が荒れた舗装を移動する際の音をガラガラと発しながら運んだりと、いろいろ作業を行い始めた。当然、その作業に最低限必要な会話にとどまることなく、大きな笑い声も響き渡った。ついてない、、、寝れない。

車を移動するか、それとも、これらの作業が短時間で終わるのを期待してこのままとどまるか考えたが、移動するとまたそれはそれで目が覚めてしまう恐れもあり、そこにとどまることとした。

しかし、こちらの期待に反し、作業は継続。いかほどの時間であったかは確認しなかったが、断続的に作業に伴うノイズ、会話、そして笑い声が発せられた。これでまた眠れなくなってしまった。そして周囲が暗くなってから、駐車場に到着する車も増え、そのたびに自分の車とトラックの間を通過。その時のライトがトラックの荷室のアルミに反射し、自分の閉じた瞼では遮光不十分な輝度で目に刺さってくるようになった。結局大して眠ることができず、20時になってしまった。

あきらめ、身支度を整え、20時半ごろバス乗り場に移動し、スタート地点に移動するバスに乗った。移動は1時間弱、人によっては熟睡しているようで、体が傾き通路に思いっきり頭を出している人もいたが、自分はここでも眠ることができず、スタート地点に到着してしまった。

21時半ごろ到着し、スタートまで2時間半を過ごすことになる。初めに会場の状況を確認し、トイレが少ないので相当の待ち時間を強いられるのではないかと思われたので、23時にはトイレ、そしてスタートゲート、という段取りを頭に、まずは直前の食事ということでおにぎりとカロリーメイトを食した。

まだ1時間程度あるので、とにかく少しでも寝ようと駐車場の片隅で体を横にし目を閉じたが、やはりスタート直前の会場でそんな静かに休めるわけもなく、とにかく動かないで体力を温存した程度にしかならなかった。

そうこうするうちに23時になったのでトイレに行くと、予想通りものすごい列。ドロップバック預け終了の23時半に間に合うかな、というレベルで並んで用を足したところで、ドロップバックを預けると、ほどなくスタート前のセレモニーが始まった。

まあ、こうなったらあとはもう行くしかないので覚悟を決めてスタートゲートへと向かった。