英叡翁のちばらきの日常

ちばらきエリアでトレランと畑仕事をやってるアラフィフおじさんの日常について綴ります

IZU Trail Journey (その2 スタート後)

スタートはA, B, Cの3ブロックに分かれて2分間隔でのウェーブスタート。自分はBブロックのため、6時2分のスタートとなる。暗いながらも夜明けの雰囲気が感じられる中、まずAブロックがスタート。遠目で見てもやはり速い人が多い。そしてBブロックもスタート地点に移動開始となり、とはいえ意外にスタート地点までが距離があり、完全に到着する前にスタート時間となり、実質流れスタートになった。

 

最初は海沿いの道を行き、すぐに山に向かう坂道に入った。しばらくは舗装した坂道登り。上に長袖のシャツを着ていたが、だんだん暑くなってきたので5kmほどの地点でいったん止まって脱いで、上半身はTシャツ+アームカバー状態とした。その後、林道、さらに短いトレイルを抜けて宝蔵院(9.7km)に約1時間12分で到着。

 

そこからはしばしトレイルの上りとなり、八瀬峠(13.3km)からはしばらく林道を下ってその後諸坪峠(21.4km)までダラダラ上る。そこからはこがね橋のエイドまで延々と林道下り。

 

こがね橋エイド(26km)には3時間18分で到着。エイドの中は結構混んでいて、あまりスペースがないけどなんとか居場所を確保して、まず、ややお腹がすいてきていたので桜餅をいただき、ついで、コーラをいただいた。まだそんなにへたばっていないのと、全体に混雑していたので、ここは早々に出ることとした。

 

再スタート後は林道の上り返し。結構勾配がきつく、先は長いので無理はせずに歩いた。その後、シングルトラックのトレイルとなり、林の中、ひたすら前のランナーについていくこととなった。延々と走る中、強い風が吹いている音がしているのが漢字欄れたが、幸いその時点では林の中のため、直接風を受けることはなく、このあと後半で受ける強風はこの時点では特に問題にはならなかった。

 

最高地点の猫越岳を過ぎ、下り基調になる。しばらくいくとそれまでちらりとしか見えなかった富士山がよく見えるようになり、つい立ち止まって写真を撮ってしまったが、実はこの先の方がもっと景色がいいことを知らず、時間をロスしてしまった。しばらくいくと樹林帯から草原のような笹原の中のトレイルになり、周囲が良く見渡せるようになり、仁科峠のエイドも近いなと思ったが、なかなか到着しない。それまではずっと集団の中にいたが、写真を撮ったりしていたらおいていかれてしまい、一人でとぼとぼ進み、やっと到着。約5時間50分かかった。

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仁科峠までの下りからの富士山。ここでタイムロス。

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仁科峠エイドがかなり近づいたところでの富士山

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仁科峠エイドでのうどん

ここでコーラやうどんをいただき、しばし休息したところで再スタート。しばらくは車道を登り、その後トレイルに入ると、とうとう今までは音だけで済んでいた風をもろに受けるようになって、ほぼ北向きのコースに対し西から吹く風で、思いっきり右にあおられてしまう。見晴らしがよく富士山もよく見え、絶景なのだがとにかくすごい風。冬の北アルプスの稜線を思い出すような状況。このあたりは景色もいい撮影ポイントなのだろう、オールスポーツのカメラマンが近接して構えていた。うっかり心折れて歩いていると無様な姿を撮られてしまうので、とにかくそこだけは走ることにした。

 

次のエイド(土肥駐車場)までは、仁科峠から11kmと比較的間隔が短いものの、このあたりでだいぶ疲労が隠せず、下りでもなかなか思うようには進まず、船原峠からの上り返しは、トレイルはバテバテ、途中から長い車道上りになり、スタート直後なら走るくらいの勾配もとぼとぼ歩いた。

 

土肥駐車場(51.2km)には8時間ちょっとで到着。しし汁とコーラをいただき、トイレを済ませ、だいぶ減ってきた背中の水分も補給し、再スタート。いきなりきつい階段をよろよろ上がり、また車道をしばらく行った後は、達磨山までのトレイル。この区間は本当に猛烈な風で、足がよろけ気味なこともあり、あおられてコースアウトしないようにコースの左側を行くも、すぐ右側に寄ってしまうような勢いだった。

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土肥駐車場エイドでのしし汁

達磨山(51.2km)に到着すると、沼津の海を手前に見る富士山の絶景が見え、まさにここが一番のビューポイント。でも猛烈な風に挫け、そのままスルー。そこから先はほぼ下り。達磨山までの上りで挫けていたけどそこからはとにかく無駄に重力に逆らわないよう、えんえんと下る。

 

戸田峠(56.1km)あたりで展望はきかなくなり、あとは樹林帯の下り。とはいえ、結構コースは草原チックなトレイルで段差が少なく、あまり段差が得意でない自分には好都合だった。

 

達磨山高原レストハウス(58km)を過ぎるとあとは林道下りになった。ここも重力に逆らわず下っていくと、しばらく上り返しになった。大した勾配ではないのに、辛くて走れない。きっと速い人は走るんだろうな、と思いながらも、自分の実力じゃしょうがない。

 

また下りになったところで走り再開。それにしても長い。。。。。だんだん暗くなり、一旦トレイルに入ったところで夕日が木に遮られ、かなり暗い。人によってはヘッドライトをつけているが、ここまできたら面倒だし、まだ見えるので、そのまま走り続けた。

 

また車道に戻り、直線の下りとなり、だいぶゴールが近い雰囲気。通り沿いの住民の方が結構、声援を送ってくれてありがたい。だんだんと修善寺の温泉宿が現れ、あきらかに宿泊客の風情の人々の歩く中を過ぎ、ゴールはまだか、まだかと走り続けると、誘導の方から、「ここ左でゴールです」との声が。。。ああ、着いた。。。。

 

だいぶ暗くなった中、ゴール地点は照明で明るく照らされ、幸い最後のゴール地点での蝸牛角上の争いもなく、一人悠々とゴール。なんとか11時間は切れた。

 

預け荷物を回収し、着替えを終え、三島の連泊の宿に戻る。幸い、修善寺駅行きのバスが到着したタイミングにバス停に着いたのそのまま乗車、修善寺から三島までの電車もほどなく出発し、三島駅の南口に到着。

宿のある北口まで、改札を抜けて駅を通らないと800mある。もういい、ジュース1杯飲んだと思おう、とJRの切符売り場で入場券を購入し、駅通路でショートカットして宿まで戻った。